学校保健委員会・人権ミニ講演会

今年度第2回目の学校保健委員会が,“心の健康”をテーマにして,4〜6年生を対象に行われました。今回は,講師として,東日本大震災の体験を基に,人権についてのお話をしてくださる鈴木さんをお招きし,人権擁護委員のみなさんにも参加していただき,鈴木さんの講話をもとに,人の心のもち方について考えました。

まず,人権擁護委員深谷さんから,“人権とは思いやりの心。人権は人が幸せに,楽しく暮らすための権利”というお話を聴きました。

そして,講師の鈴木さんのお話をうかがう前に,東日本大震災のニュース映像を見ました。

その後,東日本大震災を体験された鈴木さんから,緊急非常時の極限状態での様子や,人と人との心の交流についてお話を聴きました。「困っている人や悲しんでいる人のことを,自分が同じ立場だったら考えられる人は優しくなれる。この優しさは伝染する。そして,どんどんと優しさの輪が広がって“優しさのぐるぐる回し”が起きる。」という言葉が印象的でした。

質疑応答や意見発表では,何人かの児童が挙手をして発言しました。最後は,時間の関係で発表しきれないほどでした。

PTAの方にも参加していただきました。

学校医さんや学校歯科医さん,学校薬剤師さんを代表して,河合先生のお話を聴きました。「他人の心も,自分の心も大事にして,しっかり食べて体も大事にして世の中を明るくできる人になってほしい。」という願いを伝えられました。
今回の学校保健委員会では,『自分たちの優しさで自分たちの人権を守り,心の健康を守ることができる』ということを,分かりやすく教えていただきました。