3月6日の大放課に6年生が教職員に対して「感謝の会」を開いてくれました。花のアーチの入場,感謝の言葉,手紙の贈呈等をしてくれました。手紙では,文字を通して感謝の心がしっかりと伝わってきました。「そんな前の,そんな細かいことまで覚えてるんだ」と,少し驚きました。渡してくれた二人からは,言葉も添えられました。握手しました。
こういう会は毎年企画されます。そのたびに思うことがあります。
私たち教職員は,見た目より結構若く見られます。それは,私たちが子どもたちからエネルギーやエキス,感動やさまざまな思いをもらっているからだと思います。私たち教職員こそ実は子どもたちに感謝しなければならないと思うんです。そしてこの会は,反省の場でもあります。本当に子どもたちに感謝される事をしてきただろうか。自分の教職員としての行いを振り返りました。教師って目の前に子どもたちがいて,授業を受けてくれるから教師でいられるんですよね。子どもたちがいなかったら,ただの大人なんです。だから,私は話の最後に「ありがとうございました」という感謝の言葉を伝えました。
「仰げば尊し」という歌があります。少し前までは卒業式の歌の定番でした。でも歌詞の内容が,子どもたちが先生に感謝し,旅立とうとするといった内容なので,それを無理矢理歌わせるのはいかがなものかという理由で,歌われなくなってきています。私の夢の一つは,子どもたちが自らこの歌を歌ってくれるそんな教師になることです。以前「女王の教室」というドラマがありました。その最後のシーンで,子どもたちが誰に指図されることもなくこの歌を歌うシーンがありました。本当はこういう歌なんだよなってその時強く思いました。夢を叶えたいです。