算数科の活用場面 掃除道具を整頓しよう

<算数「わり算」での授業実践>

 掃除が終わった後のぞうきん干しの状態から授業を始めました。4段かける場所がありますが,12枚のぞうきんが1段目と2段目に集中していて,乱雑になっています。その様子を見るところから始めました。

 T「ぞうきんをこんな風に干しているのだけどどう思いますか。」
 C「干し方がいい加減だと思う。」
C「上ばかりに干していて,乾かないぞうきんもある。」
 C「もっと下の段も使えばよいと思う。」
 C「どのだんも同じ数干すときれいじゃないかなと思う。」
 T「同じ数ずつ干すの?」
 C「ぞうきんは何枚あるの?」
 C 前に出て数える。「12枚ある。」
 C「順番に上から1枚ずつかけてみよう。」
 T「どうなった?」
 C「どの段にも3枚ずつぞうきんがかかった。」
 C「4段で12枚あるから,3×4=12だ。」
 T「ちょっと待って。3はどこから出てきたの?」
 C「今,1つの段に3枚ずつになったから。」
 C「計算で4×□=12で□に3が入るから3だよ。」
 C「12÷4で3だよ。」
 T「÷が出てきたね。」
 
 このようなかかわりあいから,学校生活の中からわり算を活用することができることに児童は気づきました。その上でわり算を教えていきました。