1学期終業式〜ご支援・ご協力ありがとうございました〜

終業式の校長の話

『心に残る,感動のある夏休みに』
 長いようであっという間だった一学期が今日で終わります。一学期は学校へ登校した日数を数えてみると71日間(2〜5年生は70日間)ありました。今日は,大きな節目となるこの一学期間を振り返ってみる一日にしたいと思います。
 新しい学年になったときに立てた目標はどうですか?最初の一日目のことを思い出してください。私は,加木屋南小学校を日本一の学校にしたい。加木屋南小学校のみんなが,「自分大好き,友達大好き,加南が大好き」って思えるような,そういう“志が一番”の学校にしたいっていう夢をみなさんにお話ししました。そして,みなさんにも夢をもち,夢をかなえるための努力を毎日続けていってくださいねってお願いしました。みなさんの夢は今どうなっていますか?私の夢は,この一学期だけではかないそうもありません。でも,今日担任の先生が皆さんに渡す通知表を読んでいると,間違いなくこの目標に近づいているなって感じました。少し紹介しますね。『体育の授業では,進んで走ったり,ボール遊びで積極的にボールに触れたりするなど,楽しみながら体を動かす姿が見られました。』とか,『漢字の練習では,書き順に気を付けてなぞり,お手本とそっくりな字を書こうと,とめ・はね・はらいをよく見て書くことができました。』と書いてありました。自分の得意なことを一生懸命,楽しみながらがんばっている子がいると言うことがよく分かります。他にも,『いつも生き生きとした表情で友達と仲良く過ごすことができた○○さん,男女を問わず仲良く遊んだり,会話をして楽しんだりするなど誰とでも分け隔てなく接し,どんどん友達の輪を広げているほほえましい姿が見られました。』とか『ペアの子に優しく接することができる○○君,一緒に活動しているときの言葉や笑顔はいつも優しくて,ペアの子の気持ちを一番に考えてあげられる姿はとても立派でした。』と書かれている人もいました。お友達と仲良くしたり自分より小さなペアの子にやさしく接してあげられる子がいることがよく分かります。
 また,これらの文章からは,担任の先生たちがこんなふうにみなさんのよいところをちゃんと見ていてくれているんだなということや,みなさんの成長を心から望んでいるんだなということがよく伝わってきました。他にも,『とても好感がもてました。』とか,『とても嬉しく思います。とても立派でした。頼もしいです。』という言葉もたくさんありました。
 加木屋南小学校には,こんなすばらしい先生たちや子どもたちがいるのですから,私の夢はもう少しで実現しそうだなって思っています。でも,毎日のみなさんの生活ぶりを見ていると,まだ私の夢は完成していると言えません。どんなところが足りないのか分かりますか。自分の一学期間を振り返って,自分ががんばったこと,できるようになったこと,自分で自分をほめてあげられることや,もう一息だったこと,反省すること,改めなくてはならないことについてお家の人と一緒にじっくりと考えてみてください。そうすれば,私がもうひとがんばりだなと思っていることも分かると思います。その手がかりとして,今日担任の先生からもらう通知表を利用してほしいです。そして,改めてこれからの自分の夢や目標について考えてほしいと思います。
さあ,明日から44日間の長い夏休みが始まります。皆泳教室があったり,課外の部活動があります。青少年赤十字のリーダーシップトレセンに参加する人もいます。山形県米沢市へ出かけるための準備をする人もいます。とても楽しみな夏休みです。せっかくの夏休みですからぜひ,心に残る夏休みにしてほしいと思います。ところで,心に残る夏休みにするにはどうしたらいいか分かりますか?その答えは,今までの毎日にはなかった何か珍しいことや特別なこと,大きく心が動いて忘れられないような“感動”を体験すること,感じること,味わうことですよね。それは,何かをやり続けることで手に入れることができるものかもしれないし,一冊の本を読むことで出あえることかもしれません。また,家族と一緒に過ごす時間やどこかに出かけることで感じることかもしれません。何か一つでいいから心に残る感動がある夏休みになるといいなと思います。
 今度,9月2日にここに集まった時には,その話で大いに盛り上がるような夏休みにしてほしいです。夏休みの主役はみなさん一人一人です。一まわりたくましくなってここに帰ってこられるよう,元気に過ごしてください。